Tシャツくんとは
WHAT IS T-SHIRT-KUN?
Tシャツくんは孔版印刷の一種であるシルクスクリーンプリントキット。
誰でも手軽に、本物品質のシルクスクリーンを体験できる道具。
1988年に発売され、今日まで長く多くの方に使っていただいているその道の<定番品>です。
「版」さえ作れば、さまざまな素材をまたいで、いつでも印刷できるという便利なもの。ちょっと素敵な言い方をすると、<自分の想いを手で複製(コピー)していく道具>
ただ、基本的にアナログな道具なので、イマドキの便利なツールとは違い、できないこと(=限界)も結構あります。だからこそ、想いを形にするにはちょうどいい道具なのだと思うのです。同じものはない「私の」が作れる道具、それが「Tシャツくん」なのです。
Tシャツくん 作業の流れ
WORKFLOW
製版から印刷まで、従来の方法とTシャツくんを比較。昔はなかなかハードルが高かったシルクスクリーンも、
Tシャツくんを使えば自宅でも本格的なシルクスクリーンが楽しめます。
従来
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STEP01
5分
原稿作成
ポジフィルムやトレーシングペーパーなど、光を透過するものを用意し真っ黒で描画もしくは印刷する。
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STEP02
5~30分
紗張り
アルミフレームと紗を用意し、専用の器具や紗張り機を使ってフレームに紗を張る。均一に適度な張りを持たせるためには熟練の技が必要。
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STEP03
5分
感光乳剤を塗る
専用のバケットを使って感光乳剤を塗る。紫外線の入らない部屋でムラにならないよう注意する必要がある。
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STEP04
10分~1日
スクリーンを乾燥させる
自然乾燥で1日
熱乾燥(製版乾燥機で約10分) -
STEP05
10分
製版
原稿とスクリーンを製版機の中に入れ、バキュームで密着させて製版をする。およそ10分。
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STEP06
5分
シャワーで洗い出し
シャワーの圧力で感光乳剤を洗い流す。汚れても良い場所が必要。
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STEP07
印刷
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STEP08
落版
専用の再生液で硬化した乳剤を溶かし洗い流す
Tシャツくん
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STEP01
5分
原稿作成
専用の原稿用紙にインクジェットプリンターで印刷、もしくはトナー/レーザープリンターで印刷。油性マジックペンなどの手描きもOK。
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STEP02
2分
紗張り
専用フレームにスクリーンを挟み込み、ワンタッチで紗張り完了。ネジを強く締めることでテンションが高くなります。
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STEP03
2分
製版
原稿をスプレーのりでスクリーンに貼り付け、Tシャツくん本体の中へセットし製版する。およそ1分~2分。
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STEP04
3分
ハケで洗い出し
水をつけたハケで両面をこすり、感光乳剤を洗い流す。机の上に新聞紙などを敷いて作業が可能。
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STEP05
印刷
製版作業はプロにお任せしたいという方は
製版サービス「ロゴスル」
プリントの手順
PRINT FLOW-
中敷を入れる
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刷りたい位置に版を置く
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絵柄の上部にインクを乗せる
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スキージで刷る
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版を持ち上げて…
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乾いたら完成!