Tシャツくんとは?
「Tシャツくん」は、孔版印刷の一種であるシルクスリーンプリントの、〈まずは〉の全部が揃ったスターターキット。誰でも手軽に、でも本物品質のシルクスクリーンを体験できる道具です。1988年に発売され、今日まで永く多くの方に使って頂いている、その道の〈定番品〉です。
自分のデザインを「版」という形におこして、それを使って好きなものに印刷する。実はTシャツだけじゃなく、(布に限らず)結構いろんなものに刷れたりします。
しかも「版」さえ作れば、いろんな素材をまたいで、いつでも印刷できるという便利もの。ちょっと素敵な言い方をさせて貰うならば、
〈自分の想いを手で複製(コピー)していく道具〉
という風です。
ただ、基本的にアナログな道具なので、イマドキの便利なツールとは違い、できない事(=限界)も結構あります。でもだからこそ、想いを形にするにはちょうどいい道具なのだと思うのです。同じものはない「私の」が作れる道具、それが「Tシャツくん」なのです。
Tシャツくんの刷り方
幅1mm以上の濃い黒で描きましょう。黒マジックで手描き、あるいはインクジェットプリンタで出力。指定用紙にお好きな方法で。
袋からスクリーンを1枚取り出してフレーム枠の間に挟み、手早くネジを回しましょう。スクリーンがピンと張れます。
デザイン画にはスプレーのりをかけておき、スクリーンが張れたらすぐにデザイン画をフレーム裏面側に貼り付けましょう。
ライトが消えるまで1-2分間待ちましょう。フレームを取り出し、デザイン画をはずします。変化が見られなくとも大丈夫。
ブラッシングするとデザイン画が現れます。コツは、両面を濡らす→10秒間程待つ→うっすら浮かびあがる→両面ブラッシング。
デザイン画の黒い部分が透明になったらブラッシング終了。ティッシュでスクリーン両面上の水を拭き取り乾かしましょう。
スクリーン版の上部にインクを多めにのせ、スキージを手前に引き寄せてプリント(余ったインクはインクボトルに戻してOK)
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