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2024.6.14

シルクスクリーンとは?やり方や必要なもの、印刷手順や体験できる場所を紹介

シルクスクリーンの版とTシャツの画像
シルクスクリーンとは

シルクスクリーンとは孔版印刷の一種で、メッシュ(網の目)状のスクリーン(版)にインクを通過させる孔(あな)をあけて印刷する技法です。
現在はテトロンやポリエステルでつくられていますが、昔はこのスクリーンに絹(シルク)を使っていたという歴史上の理由から、シルクスクリーン、シルクスクリーン印刷、シルクスクリーンプリント、シルクプリントなどと呼ばれています。

シルクスクリーンってどうやるの?必要なものや手順を紹介

<必要な道具と材料>

シルクスクリーンの道具と材料の画像
シルクスクリーンの道具一覧

・スクリーン版
・インク
・スキージ
・ヘラ
・スプレーのり
・プリント用のパネル(中敷き)
・ティッシュ
・水を入れたコップ
・Tシャツなど刷る素材
・ドライヤー
(・アイロン)

「スクリーン版」はTシャツくんを使って自分で作るパターンと、製版サービス「ロゴスル」を使って製版済みのスクリーン版をご自宅へお届けするパターンが選べます!


「Tシャツくん」がおすすめの方
・版づくりから楽しみたいこだわり派さん
・自分の手でつくることをストーリーとして大事にしたい方

「シルクスクリーン製版サービスロゴスル」がおすすめの方
・シルクスクリーンを試してみたい初心者さん
・プリント作業に集中したい方


それぞれの詳細は下記ページもしくは記事の後半でご紹介しています!

Tシャツくん
https://www.webshop.hando-horizon.com/SHOP/101390016.html

シルクスクリーン製版サービス「ロゴスル」
https://www.webshop.hando-horizon.com/SHOP/361540/list.html

<印刷できるものとインクの種類>

Tシャツくんシルクスクリーンインクは水性から油性まで種類豊富!綿素材はもちろん、ポリエステルやナイロン、撥水生地にプリントできるインクのほか、ガラスやプラスチックに印刷できるインクも。

Tシャツくんシルクスクリーンインク ソフト・プレーン・リッチの比較

Tシャツくんでスタンダードなインクは「プレーン」「リッチ」「ソフト」の3種類。
誰でも扱いやすく目詰まりしにくいプレーン、目詰まりしやすいけど濃色生地にもよく発色するリッチ、濃色生地には発色しないけど目詰まりしにくくサラッとした仕上がりになるソフト。
用途やお好みでぜひ使い分けてみてくださいね。

Tシャツくん 水性 シルクスクリーンインク 素材対応表
Tシャツくん 水性 シルクスクリーンインク 素材対応表

NEW!エコな詰め替えタイプも出ました!

Tシャツくんシルクスクリーンインク「プレーン」にエコな詰め替えタイプも新登場!
お手持ちの容器を繰り返し使うことができ、ゴミもコンパクトなのが嬉しいポイント。

Tシャツくんシルクスクリーンインク プレーン500g
オトクな詰め替えタイプはこちら

<シルクスクリーンのやり方・印刷手順>

①中敷きを入れる。

②刷りたい位置に版を置く。

③絵柄の上部にインクを乗せる。

シルクスクリーン
Tシャツの中にパネルを入れた画像
パネルを入れる
シルクスクリーン
Tシャツの上に版を置いた画像
版を置く
シルクスクリーン
Tシャツの上に置いた版にインクを乗せた画像
インクを乗せる

④スキージで刷る。

⑤版を持ち上げて…

⑥乾いたら完成!

シルクスクリーン スキージで刷っている画像
スキージで刷る
シルクスクリーン 版を持ち上げた画像
版を上げる
シルクスクリーン 完成品の画像
完成!

シルクスクリーンの特徴・メリット

①自宅でも手軽に始められる

シルクスクリーンは何か大きな業務用の機械だったり、作業場のような場所がないとできない…なんてことはありません!道具さえ揃えてしまえば皆さんのご自宅でも簡単に始めることができますよ♪

②自分でオリジナルのTシャツや年賀状が作れる

Tシャツくんのスクリーンでは、1枚でおよそ100階程度の印刷ができます。文化祭や体育祭でクラス全員分のオリジナルTシャツや、その年の年賀状大量印刷!なんてものもお手の物。

③図版が反転しない

デザインは反転させなきゃならないの?何か難しいことをしなきゃいけないの?なーんてことはありません!描きたいものをそのまま、唯一の注意点は「真っ黒」で作っていただくことだけ!

④多色刷りもできる

シルクスクリーンは基本的に1色刷りでしょ?というイメージがあるかもしれませんが、ちょっとした工夫で2色、3色といった多色刷りもできちゃいます。どんな色の組み合わせにしようかな~と考えるだけでワクワクしますよね。

シルクスクリーンの特徴・デメリット

①デザインに工夫が必要

あまりにも細い線や細かい柄は、インクの目詰まりの大敵!成功しやすいデザイン作成の目安は「線幅1mm以上」です。

シルクスクリーン デザイン作成のポイントの画像
シルクスクリーン デザイン作成のポイント

②フルカラー印刷が難しい

「4色分解」という方法を使えば写真なども表現することが可能ですが、フルカラー印刷はかなり難易度高め。CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の色の重なりでフルカラー表現をする方法です。

③多少慣れが必要

スキージで刷るときの力の入れ具合で掠れてしまったり、滲んでしまったり…、また刷る素材によって力の調整が必要だったり…など、慣れるまでは難しく感じることも多いかもしれません。
そこで、HANDoで一度プリント体験をしてみるのはどうでしょう?プロが製版から印刷まで丁寧にお教えします!この生地にはプリントできる?印刷のコツは?など様々な疑問も解決!上達への近道になるかも?

HANDo KICHIJOJIでは、工房を体験・制作の場としてご利用いただくこともできます。
シルクスクリーンが初めての方はもちろん、個展用の作品作りや販売製品の制作など、幅広い方にご利用いただけます。

詳細とご予約はこちら
https://www.hando-horizon.com/reserve

ご自宅で簡単に始められるシルクスクリーンのおすすめセット

ホリゾン・インターナショナル株式会社「Tシャツくん」の商品画像
ホリゾン・インターナショナル株式会社「Tシャツくんミドル」

ひとつずつ道具を揃えるのは面倒!という方にこそおすすめしたいのがTシャツくん。このセットがあれば製版から印刷まで、すべての作業が可能。自分で用意するのはイラストなどのデザインと刷りたいものだけ!Tシャツはもちろんトートバッグや靴下、ハガキや紙袋などにもプリントできるので、小ロット制作におすすめです。

Tシャツくんシリーズは全部で3種類。
22cm角のプリントができるスタンダードなTシャツくんミドルのほか、12cm角のワンポイントプリントができるTシャツくんジュニアや22×36cm角のプリントまで対応したTシャツくんワイドも。
それぞれ”大は小を兼ねる”ので、下のサイズのフレームもお使いいただけます!(ワイドならミドルサイズとジュニアサイズも作成可能)

自分で全部やるのはうまくできるか不安…という方には、シルクスクリーン製版サービス「ロゴスル」もおすすめ。
難しそう…と感じる製版作業は全てお任せできるので、印刷したいデザインを送るだけで完成した版と必要な道具がご自宅に届きます。

Tシャツくん
https://www.webshop.hando-horizon.com/SHOP/101390016.html

シルクスクリーン製版サービス「ロゴスル」
https://www.webshop.hando-horizon.com/SHOP/361540/list.html

気軽にシルクスクリーン印刷を体験してみよう

シルクスクリーンプリントについてご紹介しました。手軽に楽しくオリジナルのTシャツや年賀状が作れるシルクスクリーンプリント。まずは少し体験してみたいという方はぜひ東京・吉祥寺のHANDo KICHIJOJIへ遊びに来てくださいね!プロが製版から印刷まで丁寧にお教えします。また、ご購入をご希望の方にTシャツくん無料レクチャーも実施中。この生地にはプリントできる?印刷のコツは?などのご質問もぜひお気軽にご連絡くださいませ。

お問い合わせはこちら
https://www.hando-horizon.com/hando-contactform