消しゴムはんこ作家“とみこはん”さん

Case
消しゴムはんこ作家とみこはんさん
Product
Tシャツくん(シルクスクリーン)
Workspace
学び場HANDo KICHIJOJI
とみこはんさんは、どのような活動をされていますか?

消しゴム版画イラストレーターとして雑誌や本のイラストを担当したり、オリジナルの雑貨をデザイン・制作したりしています。また、日本全国・海外でワークショップを開催して、消しゴムはんこの楽しさを伝えています。
消しゴムはんこに興味を持ったきっかけは、消しゴム版画家でありコラムニストのナンシー関さんの個展に足を運んだことです。家にある消しゴムがアートになるんだ…!という感動のままに、その日の帰り道に道具を買って彫りはじめました。
シルクスクリーンをはじめたきっかけ(学び場HANDo KICHIJOJIを制作の場として利用されるようになったきっかけ)は何でしょう?
2023年の日本ホビーショーでのコラボワークショップがきっかけです。
最初は、私は図案を担当する予定だったのですが、せっかくだからと実際にシルクスクリーンを体験する機会をいただいて、「スル」楽しさに目覚めました!今では習い事のように月に1回は通い、【学び場HANDo KICHIJOJI】を制作と研究の場として使わせてもらっています。

★2023年の日本ホビーショーでは、新しい習い事“OKEIKO”というスペシャル企画の中で「再生文具教室」と「シルク印刷教室」を開催しました。「再生文具教室」では株式会社ミューズさんの端材にとみこはんさんのデザインをシルク印刷し、ミニメモとミニノートを作るワークショップを、「シルク印刷教室」ではとみこはんさんのイラストを缶にシルク印刷しオリジナルキャニスターを作るワークショップを開催しました。
シルクスクリーンをやってみてどうでしたか?

先生のレクチャーのもと、いつも楽しく学ばせていただいています!消しゴムはんこも、うまくできるからやっている、というわけではなく、逆にうまくできないことが好きで、シルクスクリーンは発見がたくさんあるので楽しいです。また、シルクスクリーンは、位置合わせや下準備がその後の作業をかなり左右したりと、ストイックにやらなければならないところもあるのが、いつもの消しゴムはんことはまた違って良いなと思っています。
シルクスクリーンをはじめて良かったことはありますか?
普段の制作環境から一旦離れて新しい分野にチャレンジすることで、気持ちの切り替えができ、アイデアが湧いてくるようになったことも良かったですし、イベント出展の際に記念Tシャツを作ったりできるようになったことも良かったです!

消しゴムはんこではどれだけ大きくても彫れるサイズは限界があるので、Tシャツやトートバッグに大きなサイズで印刷できるというのはシルクスクリーンならではだと思います。また、消しゴムはんことも共通しますが、「自分の手を動かして作っている」感じがとても好きで、作業中はスマホを見ることもなく集中するのでデジタルデトックスにもなっていますね。
今後の展望、やってみたいことはありますか?
シルクスクリーンでのイラスト作品に挑戦してみたいです!
今はワークショップやイベント用のトートバッグ作りなど、「グッズ」を作っているという傾向が強いのですが、今後は自分のイラストを「シルクスクリーンの作品」にしてみたいと思っています。


また、作品作りというとハードルが上がってしまうかもしれませんが、HANDo KICHIJOJIのスタッフの皆さんは親身になって相談に乗ってくれたり、ゴールを一緒に考えてくれるので、チャレンジする気持ちが湧いてきます。InstagramでHANDoさんの投稿を見たりして「やってみたい!」と思った時が吉日なので、ぜひ色々な方にものつくりに挑戦してみてほしいと思っています。
私も、引き続きHANDo KICHIJOJIさんに通い、学ぶという「体験」を大事にしていきたいです。「手を動かしてモノやコトをつくり育む」というキャッチコピーがぴったりな工房なので、これからもお世話になります!
Tシャツくん
https://www.hando-horizon.com/silkscreen/tshirtkun/