Tシャツくん 発泡インクを使ってハロウィンのグッズ作りに挑戦!

10月になり、ハロウィンが近づいてきましたね。
ハロウィングッズや衣装は、市販で手軽に購入することができますが、個性を際立たせたいなら手作りがおすすめ!
そこで注目なのが、熱を加えるともこもこ膨らむ“Tシャツくん 発泡インク”。
この記事では、発泡インクの特徴や使い方、発泡インクを使って作るハロウィングッズを紹介します。
もこもこ膨らむインクなので、子どもと一緒に作れば大喜びしそう!ぜひ、この記事を参考に、発泡インクを使ってハロウィングッズを作ってみてくださいね。
目次
1)シルクスクリーン印刷の発泡インクとは?
2)発泡インクの使い方とポイント
3)発泡インクでハロウィングッズを作ってみよう!
4)まとめ
1)シルクスクリーン印刷の発泡インクとは?
弊社Horizon製のTシャツくん 発泡インクは、熱を加えるともこもこ膨らむインクです。
スチームアイロンで熱を加えると、インクに含まれた発泡カプセルが膨張して、デザインがぷっくり膨らみます。
インクだけだと平面なデザインですが、発泡インクを使えば立体的になり、個性的なアイテムを作ることができるので「通常のプリントだけだと物足りない!」という方におすすめのインクです。
カラーは白、黄色、オレンジ、赤、青、コン、緑、黒の全8色。
ハロウィンに合ったカラーを使って、オリジナルグッズや仮装衣装にデザインを施してみませんか?

HANDo WEBSHOP(以下同)では、「Tシャツくん 発泡インク」を取り扱っています。
「手軽に始めてみたい!」という方はぜひ、以下のリンクをご確認ください。
https://www.webshop.hando-horizon.com/SHOP/101105200.html
2)発泡インクの使い方とポイント
発泡インクの使い方とポイントを以下の4つの手順でご紹介します。
1.【印刷するものを準備】生地の下にスプレーのりを吹きかけた台紙やパネルを敷く
2.【製版】スクリーンは少し粗めの80メッシュを使う
3.【印刷】インクはよくかき混ぜてから使う
4.【発泡】生地の裏からスチームアイロンをかける
1.【印刷するものを準備】生地の下にスプレーのりを吹きかけた台紙やパネルを敷く

まずは印刷したいアイテムを準備しましょう。
このとき、印刷時に生地がズレたりよれたりしないよう、生地の下に台紙やパネルを敷きます。
あらかじめスプレーのりを吹きかけて、生地を密着させ動かないようにしておくのがおすすめです。スプレーのりをかけないと、印刷後に版をもちあげた際にスクリーンに生地が張り付き、生地が毛羽立つ原因となります。
2.【製版】スクリーンは少し粗めの80メッシュを使う

次におばけやかぼちゃなどのデザインを製版します。
ポイントは、Tシャツくんの標準スクリーンで使用する120メッシュを使用するのではなく、少し目の粗い80メッシュを使うこと!網目が大きくなるほどインクが多く通るため、膨らみが増し、インパクトのある仕上がりになります!
3.【印刷】インクはよくかき混ぜてから使う

次に、印刷する位置を決め、製版したスクリーンにインクを乗せます。
その際に、ヘラを使ってボトルの底からインクをよくかき混ぜることが、しっかりと発泡させるポイント。かき混ぜることで、インクに含まれている発泡剤が全体に行きわたります。


なお、発泡インクは乾きやすいので、目づまりさせないために、作業を中断するときや時間を空けるとき、印刷がおわったときには版を掃除してくださいね。
版の掃除の仕方は、こちらのYouTubeの後半でもご紹介しています。
また、目詰まりをしてしまった時の対処法はこちらの記事でご紹介しています。
シルクスクリーンの「目詰まり」問題。目詰まりを除去するには?目詰まりさせない方法は?
4.【発泡】生地の裏からスチームアイロンをかける

印刷面がしっかりと乾いたら、生地の裏からスチームアイロンで熱を加えます。
生地の厚みや織り方にもよりますが、150度でおよそ30秒ほど熱を加えれば、生地に乗せたインクがぷっくりと膨らみます。ポイントはアイロンをぎゅっと押し付けすぎないこと。スチームをしゅーっと当てるように、少し隙間を開けながら温めたり、優しくアイロンで押さえたり、など膨らみ具合を見ながら作業をしましょう。


以下の記事では、Tシャツくん 発泡インクを使って、靴下の滑り止めを作った記事が紹介されています。作り方の工程も載っているので、参考としてご覧ください。
可愛くて実用的!~シルクスクリーン印刷の発泡インクで靴下の滑り止めを刷ってみよう!~おぎこラボ
3)Tシャツくん 発泡インクでハロウィングッズを作ってみよう!
Tシャツくん 発泡インクを使って、おばけやちょっぴり怖いイラストを描いた、インパクトのあるハロウィングッズを作ってみませんか?

● Tシャツ
真っ黒い無地のTシャツに真っ白いおばけをデザインしたり、オレンジのTシャツに黒猫やドクロを描いたり、Tシャツならキャンパスに絵を描くように、楽しんでデザインすることができそう。
● 大きめのスタイ
食事をする際につける大きめのスタイに、▲の目と鼻、口をプリントするだけでも、ハロウィン気分を楽しみながら食事ができそうですね。
● お菓子を入れる小さなバッグや巾着
子どもが仮装してお菓子をもらいに行く際に持つ、お菓子を入れるバッグを布製の無地にすれば、プリントすることができます。大人なら、黒や白の生地に赤い血のりのようなデザインを施した巾着を制作し、そこにお菓子を詰め込んでプレゼントするのも面白そうです。
このほか、ワンピースやスカート、マント、帽子などにデザインをして、お友達と一緒に仮装してみるのも良いですね。思い出に残るハロウィンになりそうです。
3)まとめ
この記事では、「ハロウィンでインパクトのあるグッズを作りたい!」というあなたに向けて、Tシャツ 発泡インクの特徴や使い方をご紹介しました。生地に乗せて熱を加えるだけで、ぷっくり膨らんだデザインが作れるので、アクセントのあるメリハリが効いたデザインにできます。
今回はハロウィングッズについてご紹介しましたが、このほか、クリスマスなどのさまざまなイベントでも活用できるので、ぜひ発泡インクでオリジナルデザイングッズを作ってみてくださいね!
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シルクスクリーンのメッシュの粗さによる違い「メッシュとは?」~おぎこラボ
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シルク印刷とは?シルクスクリーンとの違いは?特徴・メリット・デメリットを解説
シルクスクリーン印刷 プリント作業 以前の記事でシルクスクリーンについて紹介をしたのですが、最近「シルクスクリーンとシルク印刷は何が違うの?」というご質問を頂きました。一言で答えるなら、「同じものを表す場合と違うものを表す場合があります」という非常に解りにくい答えになってしまいます。今日はいつもと少し視点を変えて、印刷方式としてシルク印刷を詳しく掘り下げてみましょう。今回の記事を最後まで読めば「ぷち印刷博士」になれること間違いなしですよ〜! シルクスクリーンについての詳しいお話は、以前の記事をご覧ください。「シルクスクリーンとは?やり方や必要なもの、印刷手順や体験できる場所を紹介」https://www.hando-horizon.com/labo/4506 目次シルク印刷とは?シルクスクリーンとの違いは?シルク印刷のメリットシルク印刷のデメリットシルク印刷のいろいろな使われ方こんなにたくさん!シルク印刷以外のいろいろな印刷方法まとめ シルク印刷とは?シルクスクリーンとの違いは? シルクスクリーン印刷 スクリーン版 最初に書きましたがこの二つの言葉は、同じものを表す場合と違うものを表す場合があります。簡単に分類をすると… シルク印刷 : シルクスクリーン印刷のこと、シルクスクリーン印刷を略したもの シルクスクリーン : シルクスクリーン印刷のこと、あるいはスクリーン自体を示す言葉シルクスクリーン印刷のスクリーンはもともとシルク(絹)でできていたというお話は以前しましたよね。(こちらの記事をご参照ください)「シルクでできたスクリーン」という意味で「シルクスクリーン」とはもともとスクリーンそのものを表す言葉でしたが、シルクスクリーン印刷を略してシルク印刷、あるいはシルクスクリーンと呼ぶこともあることから二つの意味を持つようになったのです。 シルク印刷のメリット シルク印刷の中でも、ご家庭で楽しむ場合のメリットは前回の記事でお知らせしているので、今回はそれ以外のメリットをご紹介します。 シルクスクリーン プリント後 ■濃色生地にも鮮やかに発色するシルクスクリーンプリントは、生地へのインクの沈みが少なく、発色が鮮やかです。たとえば、布に直接印刷できるインクジェットプリントでは、インクが沈んでしまい濃色生地には印刷できない場合もありますが、シルクスクリーンプリントの場合は、濃色生地対応のインクも多く流通しているため、生地の色に影響されることなく鮮やかにプリントすることができます。少し専門的なお話をすると、これはインクの粒子の大きさによるもの。インクジェットプリントよりもシルクスクリーンインクの方が粒子が大きいから沈まない!というわけです。 ■いろいろな素材に印刷できるシルクスクリーンプリントでは、印刷できる生地にあまり制限がありません。たとえばポリエステル100%のドライTシャツ、撥水加工が施されたナイロンウェア、布以外では紙やプラスチック、ガラスや金属などにもプリント可能!素材に合ったインク選びが大切です◎ ■大ロットの生産に向いている版さえあれば大量生産ができるので、基本的には枚数が多ければ多いほどお得になります。しかし、最近では小ロットの生産や、古着のリメイク、手作業で一点物を作りたい!という方も多いはず。そんなときはぜひTシャツくんを使ったシルクスクリーンプリントをおすすめします。Tシャツくんは自宅で簡単にシルクスクリーンが楽しめるキットなんですよ~! ■耐久性が高いシルクスクリーン用のインクは非常に耐久性が高いので、頻繁に洗濯するものなどにプリントしても色落ちや色褪せがほとんどありません。そのため、シルクスクリーン用のインクはそのまま筆などで布に描いてもしっかり定着する優れもの。 シルク印刷のデメリット こちらも前回記事で紹介しきれなかったシルク印刷のデメリットを解説します。■小ロットだと割高になってしまうひとつの版で大量生産ができる、というのがメリットなのでどうしても小ロットでは割高になってしまいます。しかし、最近では小ロットの生産や、古着のリメイク、手作業で一点物を作りたい!という方も多いはず。そんなときはぜひTシャツくんを使ったシルクスクリーンプリントをおすすめします。Tシャツくんは自宅で簡単にシルクスクリーンが楽しめるキットなんですよ~! ■多色刷りだと費用が高くなる多色刷りでは複数の版を用意する必要があります。2色刷り、3色刷り、4色刷りと色の数(版の数)が増えれば増えるほど版代がかさんでしまいます。 シルク印刷のいろいろな使われ方 シルクスクリーン印刷 プリント基板 シルク印刷の技術は実は身近な意外なところで使われています。中でも私が最も意外だと思ったのは、スマートフォンやPCなどの中の配線基板や半導体の中の配線も、シルク印刷が使われていることです。実際にTシャツくんジュニアを使って基板を作っている研究室もあるんだとか!また、皆さんの身近にあるパソコンのキーボードの文字や、電話やリモコンのボタンの文字なども実はシルク印刷でプリントされているんです!同じものをたくさんプリントする、というのはTシャツだけではなくこういうところにも活用されているんですね。 こんなにたくさん!シルク印刷以外のいろいろな印刷方法 さて、シルク印刷は孔版印刷の一種であり、孔版印刷全般を指す言葉としても使われている。というお話をしましたが、印刷には他にどんな印刷があるのでしょう?主な印刷方法を簡単にご紹介します。 オンデマンド印刷(トナー方式・インクジェット方式) オンデマンド印刷 レーザープリンター 会社や学校のコピー機の方式でもあるトナー方式、家庭用プリンターとして有名になったインクジェット方式などをまとめてオンデマンド印刷と呼びます。オンデマンド印刷は「版」を作らない印刷に用いる呼び方で、「版」を作らないため小数からの印刷に向いている方法です。 凸版印刷/凹版印刷 凸版印刷 印鑑 「とっぱんいんさつ」「おうはんいんさつ」は、文字どおり、「版」の凹凸を利用して印刷をします。凸版印刷は、身近なもので例えるなら「印鑑」です。版のでっぱっているところにインクを付けて、そのインクを印刷する対象(紙や布など)に転写します。凸版印刷は鮮明で力強い印刷が可能で、コントラストの強い原稿に向いています。凹版印刷は印鑑の反対で、凹んでいることろにインクを溜めるようにして印刷をします。凹版印刷は中間色の表現に優れていて、写真の印刷に向いています。凹版印刷は別名、グラビア印刷と呼ばれ、「グラビアページ」「グラビアアイドル」などの語源にもなっている印刷方法です。 平版印刷 凸版凹版に対して、凹凸のない版で、水と油の反発作用を利用して印刷するのが平版印刷です。版の制作が凸版や凹版印刷に比べて容易なので、現在はこの平版印刷をさらに応用したオフセット印刷が大量印刷の主流となっています。 オフセット印刷 オフセット印刷 イメージ 基本は平版印刷と似ていますが、平版印刷が印刷する対象(紙や布など)に直接印刷するのに対して、オフセット印刷は平版印刷の方法を使いながら、間接的に印刷をします。間接印刷とは、版から一度、インクをブランケットに移し(オフ)、ブランケットから印刷する対象にインクをつけます(セット)。間接印刷にすることで、平版印刷より幅広いものに印刷が可能で、高速で大量に鮮明な印刷をする場合に向いていますが、少量印刷の場合は非常にコストが高くなってしまいます。 まとめ 今回は視点を変えて、印刷方法としてのシルク印刷について、そのメリットやデメリットとともに、シルク印刷以外の主な印刷方法についてもご紹介しました。こちらの記事もあわせてチェック!東京・吉祥寺でシルクスクリーン体験~手ぶらでできる体験コース&ワークショップ~https://www.hando-horizon.com/labo/4600シルクスクリーンとは?やり方や必要なもの、印刷手順や体験できる場所を紹介https://www.hando-horizon.com/labo/4506
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